着物や振袖についた血液の落とし方は?応急処置や対処法を紹介








ふとした瞬間に、血が服についた経験ってありませんか?私は小さい頃よく鼻血が出る体質で、起きたら枕元が血だらけになっているなんてこと、毎回のように起こっていました。あれって、なんででしょうね。新しい枕に替えると、その次の日の朝には血で汚れてしまうんです。

 

着物を着ている時に、鼻血が出てしまったら大変なことになりますね……。

 

汚れがキレイになるためには色々な方法がありますが、血はまた特殊ですし、やり方を間違えてしまったら、更に頑固なシミになってしまいます。

 

これから、皆様の着物に血がついた時の対処法をまとめていきたいと思います。

 

汚れの種類を知ろう!

 

汚れの種類は、大きく分けて3種類ございます。

  • 油性
  • 水性
  • 水性&油性

 

しかし、それ以外にも、実は落とせない汚れとして、インク・泥はねや墨汁などもありますが、血液もちょっと特殊です。

 

時間が経ってしみになってしまうと取りにくいので、早急な処置をしなければなりません。その前に……。あなたの着物や振袖は家で洗濯しても大丈夫なものでしょうか?

 

まずは落ち着いて、タグを確認してみましょう。

 

家での洗濯できる着物の見分け方

 

まずは洗濯タグを見てみましょう。そこに家で選択可能のマークがついていれば、洗濯OKです。

 

桶マークがついているものは基本水洗い大丈夫です。

 

  • 裏地がないもので、透けない素材で作られた単衣
  • 木綿やウールの天然素材、ポリエステルなどの化学繊維で作られた着物

 

も自宅で洗濯できるものもありますが、基本自己責任になりますので、注意しておきましょう。

 

血液がついた時の緊急対応

 

これから書きます方法は、家で手洗いをしても良いという着物や振袖のみの話です。クリーニング業者に出さないといけない着物は、家出してしまうと悪化させますので、何も触らずにクリーニング業者に持っていきましょう。

 

タオルを濡らしたもの、また、出先であればハンカチかティッシュペーパーでを湿らせたものを使います。

 

静かに、優しく上から押さえて吸い取っていく容量です。強く押さえると、繊維に染み込むのでNGです

 

服についた血液を落とすポイントは、できるだけ乾かないうちに洗濯をする事です乾いてしまうと血液が酸化してしまい、落ちにくくなってしまいます。

 

しかし、出先だったらそんなこと中々できませんよね。とりあえず、できる範囲で、この応急処置を行いましょう。

 

血液の洗濯方法

血液のシミが残るか残らないかは、乾く前か、乾いた後かで大きく変わってきます。

 

血液が付いてすぐに気付けなかった、処置できなかった場合は、おそらく完全に乾いてしまっている状態だと思います。その状態によっても、やり方が大きく変わってきますので、ご案内していきます。まずはNGの行動から。

 

NGの洗濯方法

 

血液だから、お湯で洗う方が多くいらっしゃるようですが、実は血液は水じゃないと洗ってはいけないのです!

 

お湯で洗うと固くなっているものもゆるくなって落ちると、昔は言われていたのですが、血液は、お湯で拭くとたちまち凝固して繊維にこびりついてしまう性質です。また、固まって、黒くなっているのは、血液内の鉄分が原因です。

血液の落とし方

大きく分けて血液の落とし方は2通りあります。

  • 石鹸液か薄めた中性洗剤で洗う
  • 大根おろしをガーゼなどに包んでたたく

 

その時に応じて、やりやすい方法で行ってください。

 

私の家に大根は常備されていないので、よく行うのはハンドソープ(液状のミューズみたいなもの)を薄めて綿棒に付けたものを血液に当てたり、ガーゼに染み込ませつけておいたりして、最後にすすぎを行っています。

 

してはいけないこと!

気をつけたいのはしてはいけないことです。とにかく擦るのNGです!

 

擦ると、これまでせっかく粒子が奥に入らないようにケアしていたのに、一気に奥に入っていっちゃいます。

 

また、時間が経ってしまった血液を落とそうと必死になってもキレイには落とせないので、逆に触らないほうが良いですね。

 

まとめ

時間がどれくらい立ったかによって、落ちやすさが変わってきますが、クリーニング業者によると、24時間放置した状態っだったら、もう何も触らずにクリーニング屋に依頼した方がいいと言われました。

 

お湯で洗うと凝固して着物の生地の繊維にこびりつくように、手を出せば出すほど悪くなることってあるんですね。

 

また1つ勉強になりました。もし、いつのものか分からない血の跡でしたら、クリーニング屋に持っていくことをおすすめします。

 







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