ダウンジャケットも近年ではデザイン性が高くなり、黒やブラウン以外にも、白いダウンジャケットが人気を集めております。
しかし、白いダウンジャケットを買う時に気がかりなのが、シミが目立たないかどうかということです。白いとその分シミも目立ちますので、買う際にもためらいますよね。また、水鳥を使っているので後に汚れが染み出してくることがあります。白だと黄みとして目立ってくるので、白ダウンジャケットがほしいけど汚れが目立って買うのが不安、買ったけど汚れが出てしまって落としたいという方の為になる情報をお送りしていきます。
〜もくじ〜
身に覚えのないシミの原因
シミの原因は、汚れからきています。というのは当たり前のことだと思われるでしょうが、見えない汚れもたくさんあります。見えないシミがどうして見えるようになってしまうのか、それは大きく分けると2つの原因に別れます。
①見えないシミが酸化して色が出てきた。
酸化して色が出てきたといいますが、そこにはもともと透明なシミが付着しており、時間と共に酸化して発色してくるのです。クリーニング業者でしっかり見てもらえれば、そのシミに事前に気づくことができますが、一般の目にはなかなか難しいものがあります。白ワインやサイダーなどの色のない飲み物も後から気づく原因になっていることもあります。
時間がたって見えてくるのは、酸化してきたからです。
②保管状況が原因でカビが生えてシミになった
天然の素材の繊維は、カビの栄養となるので生えやすいと言われています。また、よく使われるレーヨンなどの再生繊維も原料(植物繊維)なので生えやすく、保管方法に注意が必要です。
また、クリーニングをしているとクローゼットにしまっている時に発生する菌がほとんどなくなります。しかし、クリーニングをしていないと、次の年に出したダウンジャケットには使い古したバスマットと同じくらいの菌がついています。それがカビやシミの原因となっています。
③サビになる原因のものがついている
ネックレスやブレスレットなどが参加して錆になるように、一緒に保管していると、そのサビが移ることもあるようです。
ちょっとしたことでシミになって、出した時にすぐに着ることができなくなります。そういう状態を避けるためにも、毎年衣替えのときにはクリーニング業者にキレイにしてもらうことをオススメいたします。
シミの落とし方は?
毎度おなじみの、いつもお世話になっているワカナクリーニングの方にシミの落とし方について聞いてみました。結果、素材によるとのことでした。
確かに、ダウン自体の素材もポリエステルのものと、レザーだったりナイロン、ウール、カシミヤなどたくさんありすぎて、わからなくなるほどでした。大きく分けて天然繊維・化学繊維があるそうです。
天然繊維
- ウール
- カシミヤ
化学繊維
- レーヨン
- ポリエステル
- ナイロン
ダウンジャケットで一番多いのはナイロンとポリエステルだそうで、私のもポリエステルです。洗濯のタブを見るとドライで毛皮をぬいてくださいと書いてあります。毛皮を抜くってどういうこと??なんか、まず自分でするのは無理って感じです。
一番確実に綺麗にする方法
「一番いい方法ってなんですか?」って聞くと言われたのが「クリーニング業者に出すことかな(笑)」って。
そうですよね、知恵袋みたいなものにも失敗談として自分でやったら大変なことになったってよく書いてありますもんね。う〜ん、たしかにもし自分でして失敗してしまったら、更に取れないあとになってしまうかもって思うと、クリーニングに出すのが一番いいっていうのはわかります。
クリーニングに出すのが一番いいし、しかも、ドライで洗わない所が良いそうです。ダウンはもともと水鳥の羽毛なのでドライ(油で洗うこと)あまり良くないそうです。しかし、多くのクリーニング業者がドライクリーニングをしています。
その理由を簡単な例えで教えてもらいました。紙で折鶴を作ったものを、水につけるとすぐにヘタってグシャグシャなってしまいます。油の中につけてどうなるかというと、キレイにそのままの形で崩れないのです。ドライクリーニングすると生地に傷がつかないので、保険のようなものだそうです。しかし、レザーみたいに水洗いNGのものもあるので一概にいえないみたいですが。
私が行っている「ワカナクリーニング」というクリーニング業者はダブル洗いといって、2度洗ってくれます。水洗いで取れるもの、油で取れるものがそれぞれ違うからと伺いました。また、ここの店長さんはもともとサラリーマンだったそうですが、研究熱心で真面目な方で(話がおもしろい方でした)クリーニング屋を継ぐ時に、しみ抜きのことに関して何年も研究を重ね、繊維製品管理士(TES )という資格も福岡市内で最初らへんに持った方でもあります。大きなクリーニング業者からも、シミを取ってくれという依頼が来るそうです。落ちないものを落としてくれる最後の砦敵存在なんですね!
他のところから流れてくると、結局お客としての単価が高いですが、最初からワカナクリーニングさんにお願いしておけば、金額もそんなに高くなく平均的な料金で、他のところよりも丁寧に取り扱ってくれます。
ダウンジャケットの話しに戻りますが、レザーやドライ表記のものは触らずクリーニング業者に持っていったほうが良いです。水洗い可のものでなんとか自分でしたいという方のために、ちょっとした手入れ音仕方を書いておきます。
失敗談が気になる
自分で洗濯や手入れをした時に起こった、失敗談をご紹介いたします。
シミが気になったので、家で部分的に洗剤でこすってみました。そしたら、もっと跡になってしまってかなり目立ちます。部分的に洗うのは良くなかったのでしょうか、またクリーニングにだしたら元に戻りますか?
シミを部分的に洗うと、どうしてもシミになってしまいます。全体的に洗うか、クリーニング業者に依頼しましょう。ついてしまったシミは、クリーニング業者によっても変わりますが、しっかりと事前にシミのことを伝えておきましょう。そこでちゃんと説明をしてくれるところなら、落としてくれる可能性も大です。
ダウンジャケットを家で洗うことにしたんです。クリーニングに出すと高いので。タグを見ると洗濯できそうな感じだったので、インターネットでやり方を見ながら、(ドラム式が良いと書いてました)その通りに洗濯してみました。そしたら全然乾かなくて、気がついたときには中の羽毛がダマになっていて、かなりショックでした。このダマってもうなんともなりませんか?
家で洗うにしても、クリーニングに出すとしても、大切なのは乾燥になります。クリーニング業者にダウンジャケットを出すと返ってくるまでにかなりの時間がかかります。それは、ダウンの乾燥に時間をかけているからです。ダウンジャケットを専門で受けられるクリーニング業者では、殆どのところが自然乾燥で乾かします。かなり気を使っているのです。なので家で洗濯するとなるとそういうリスクが伴ってくることは頭に入れておいたほうが良いでしょう。
まとめ
シミができてしまった時は、一番の方法はクリーニング業者に出すことです。また、シミの原因や素材でも対応が変わりますので、一概になんとも言えませんが、高級なものほど丁寧な対応が必要になりますので、自分だけで洗ってしまわないようにしていただけたらと思います。
近くのクリーニング業者にも相談してみましょう。
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