被布の洗濯を自分でする方法は?保管方法やクリーニング代も気になる!








お子様の七五三で着物を着るのは、風習となっていますが、小さなお子様には、着物でなく、被布というものを着せてあげる家庭も多いです。3歳の女の子は着物を着せるのが大変なので、簡単な被布を着せてあげることがあります。

 

可愛らしくていいですけれど、3歳のときにしか着る機会がないので、クリーニングや保管の仕方がわからないという方も多いです。

 

今回は、そんな悩みにお答えしていきます!

 

被布の特徴と洗濯


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七五三の祝いは、その歳によって意味が異なります。被布を着るという、3歳の祝いは「髪置の祝」といわれます。簡単に言うと、髪を伸ばし、社会の一員として成長していきます、というものです。

 

因みに7歳の時は「紐落としの祝」といわれます。これから一人前の女性として成長すべく帯を締める、というもので、7歳から正式に着物の帯をつけるようになります。

 

被布は、着物のベストのようなもので、まだ帯をつけるには大変な3歳の女の子には、着物でも良いですし、大変な際には被布を着せる過程が多いです。被布自体には意味はありませんので、自由に選んでいただけます。

 

まず、家で洗濯ができるのかというところですが、被布には飾りがついていることが多いので、クリーニング業者に出したほうが安全です、綿が入っているものに関しては、中の綿が偏ってしまうので家で洗濯しないのが一番です。しかし、家で洗濯が可能なものもありますので、色々見ていきましょう。

 

家での洗濯できる着物の見分け方

 

まずは洗濯タグを見てみましょう。そこに家で選択可能のマークがついていれば、洗濯OKです。

 

桶マークがついているものは基本水洗い大丈夫です。

 

  • 裏地がないもので、透けない素材で作られたもの
  • 木綿やウールの天然素材、ポリエステルなどの化学繊維で作られた被布

 

も自宅で洗濯できるものもありますが、基本自己責任になりますので、注意しておきましょう。

 

家でのクリーニング方法

 

その被布が、家で洗っても大丈夫なものなのかを確認したら、簡単な手洗い方法をお試しください。

 

一番簡単な手入れ方法は、綿が入っておらず、全てポリエステルの被布に対して行うことができます。

 

絶対に家で洗濯できないもの

 

  • 正絹の着物
  • 絞りや刺繍などの装飾があるもの
  • 裏地のある着物
  • アンティークな着物や高価な着物

 

これらを持たれている場合は、いえでの洗濯はダメです。とにかくNGです。クリーニングのプロにお任せしましょう。この確認が終わりましたら、洗濯の仕方に移りましょう。

 

洗濯は自己責任になりますので、不安な方はクリーニングに任せたほうが良いでしょう。自己責任で洗濯する方は、そのような流れで洗濯してみてください。

 

①汚れの度合いをチェックしておく

どこにどんな汚れがついているのか、チェックしてみましょう。あまりに大きな汚れがついてしまった場合は、あえて触らずにクリーニング業者に持っていくか、その部分だけ応急処置するのもありですね。

 

②着物を洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる

ぴったり入るサイズのネットを用意してください。大きすぎたり、小さすぎるとせっかくたたんだのが、意味をなしません。

 

洗濯ネットは100均でもよく見かけますね、ちょうどいいサイズを探してみましょう!

 

④洗剤を選ぶ

ウールの着物はちょっと気を使わないといけません。ウールが洗える洗剤をチョイスしましょう。ドラックストアでも売っている所あると思います。

 

ネットに入れてその被布のみで洗濯機を使って洗います。洗剤は、下の写真のような「おしゃれ用洗剤」を使います。

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また、注意点として洗浄力の高い洗剤は色落ち・色移りが多いので使わないようにしましょう。アルカリ性のものが強力な洗剤のことが多いようです。

 

⑤洗濯機のコースを選ぶ

洗濯機でも「お洒落着コース」があるのであれば、そちらで洗いましょう。少し脱水したら、すぐに干します。

 

ない方はドライコースにしてソフトに洗います。普通コースなど強い力で洗濯するとネットに入れていたとしても型崩れの原因になるため避けましょう。

 

脱水はしっかりせずに、せめて途中で取り出し、水が滴るかどうか状態で干すようになります。

 

⑥和服用のハンガーにかけて干す


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これは、洗濯しなくても、着た後にちゃんとハンガーにかけている方が多いと思います。ただ、直射日光のもとで干すと変色の原因になるので、陰干ししてください。

 

 

手を横へ広げたように、上辺を真っ直ぐに干すのがベストです。

 

⑦その後と保管方法

水がしたたり落ちなくなったら、湿っている内に裏からアイロンをかけます。刺繍の所は伸ばすように、金箔は触らないのように心がけましょう。その後、しっかり乾くまで干します。

 

化繊ですので絹物ように慎重にならなくても良いですよ。湿気とり防虫剤をタンスに入れ、たとう紙でくるんで保存してください。

 

被布に綿やしぼり、装飾が入っていたら、なるべく専門家に任せてください。

 

クリーニング代

高いところ、安いところ、それぞれありますが、安い業者の殆どは、そのまま丸洗いのみ行っているのが特徴です。

 

他の着物と一緒にクリーニングしちゃうところも。また、注意していただきたいのが、そのまま丸洗いをしても、残念ながら次の機会に出した時に、カビやシミの原因になってしまうこともございます。家での洗濯もそうです。せっかくクリーニングに出したのに、これじゃあもったいないですよね。

 

高額な料金を取る業者は、何をしているかというと、 安いところと比べて、洗いの行程そのものが全く違います。

 

例えば、衿や袖口など汚れがひどい箇所や、汚れやすい場所(見えない汚れがついている場合が多い)は必ず下洗いをします。他も着物とは一社に洗わず1着ずつ洗ったり、とにかく手をかけています。

 

また、装飾や絞りがついていると、安いところに持っていって失敗したという事例も少なくありません。そこまで着るタイミングがないのであれば、次に出した時に、着る前にかび臭くてまたクリーニングに出さないといけないという事態にしないためにも、ちゃんとしたクリーニング業者に出すことをおすすめしております。

 

因みに、金額が高い、ちゃんとしたクリーニング業者は着物のみで、1着:1,5000円するところも。

 

安いところは2500円くらいで受けてくれるところもあります。

 

その着物の装飾や大切さや高級さでクリーニング業者を選んだら良いと思います。1つ気をつけないといけないのが、高くても他に委託をしているところがあります。

 

また、襦袢に縫い付けた半襟を外したくない方は、そのままクリーニング業者に持っていってみましょう。

 

まとめ

被布は、着物よりは気を使わなくていいので、楽ではありますが、あまり情報がないのがいつも悩みのタネ。少しでも皆様のお役に立てればうれしいです。







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