ダウンジャケットの染み抜きの方法や原因は?家でクリーニングしよう








ダウンジャケットにいつの間にか付いたシミって、不思議に思ったことありませんか?去年片付けたときにはなかったはずなのに、なんでついているんだろうって。実はシミの原因って、ただ単に何かをこぼしたとか、汚れがついちゃっただけでなく、去年クリーニングに出したか出さなかったかで変わってくるんです。

 

どうしてクリーニングに出さないだけで、汚した覚えがないシミがついているのか。また、そのシミの落とし方を専門家に話を聞いてみました。

身に覚えのないシミの原因

 

シミの原因は、汚れからきています。というのは当たり前のことだと思われるでしょうが、見えないシミもたくさんあります。見えないシミがどうして見えるようになってしまうのか、それは大きく分けると2つの原因に別れるそうです。

 

①見えないシミが酸化して色が出てきた。

酸化して色が出てきたといいますが、そこにはもともと透明なシミが付着しており、時間と共に酸化して発色してくるのです。クリーニング業者でしっかり見てもらえれば、そのシミに事前に気づくことができますが、一般の目にはなかなか難しいものがあります。白ワインやサイダーなどの色のない飲み物も後から気づく原因になっていることもあります。

 

②保管状況が原因でカビが生えてシミになった

天然の素材の繊維は、カビの栄養となるので生えやすいと言われています。また、よく使われるレーヨンなどの再生繊維も原料(植物繊維)なので生えやすく、保管方法に注意が必要です。

 

③サビになる原因のものがついている

ネックレスやブレスレットなどが参加して錆になるように、一緒に保管していると、そのサビが移ることもあるようです。

 

ちょっとしたことでシミになって、出した時にすぐに着ることができなくなります。そういう状態を避けるためにも、毎年衣替えのときにはクリーニング業者にキレイにしてもらうことをオススメいたします。

 

シミの落とし方は?

毎度おなじみの、いつもお世話になっているワカナクリーニングの方にシミの落とし方について聞いてみました。まず「う〜ん」という言葉が返ってきて、これは家でキレイにできないパターンなのかな?と思っていましたが、「素材によるんだよね」とのこと。

 

確かに、ダウン自体の素材もポリエステルのものと、レザーだったりナイロン、ウール、カシミヤなどたくさんありすぎて、わからなくなるほどでした。大きく分けて天然繊維・化学繊維があるそうです。

 

天然繊維

  • ウール
  • カシミヤ

 

化学繊維

  • レーヨン
  • ポリエステル
  • ナイロン

 

ダウンジャケットで一番多いのはナイロンとポリエステルだそうで、私のもポリエステルです。洗濯のタブを見るとドライで毛皮をぬいてくださいと書いてあります。なんか、まず自分でするのは無理って感じです。

 

一番確実に綺麗にする方法

「一番いい方法ってなんですか!?」って聞くと言われたのが「クリーニング業者に出すことかな(笑)」って。

 

そうですよね、知恵袋みたいなものにも失敗談として自分でやったら大変なことになったってよく書いてありますもんね。う〜ん、たしかにもし自分でして失敗してしまったら、更に取れないあとになってしまうかもって思うと、クリーニングに出すのが一番いいっていうのはわかります。

 

クリーニングに出すのが一番いいし、しかも、ドライで洗わない所が良いそうです。ダウンはもともと水鳥の羽毛なのでドライ(油で洗うこと)あまり良くないそうです。しかし、多くのクリーニング業者がドライクリーニングをしています。

 

その理由を簡単な例えで教えてもらいました。紙で折鶴を作ったものを、水につけるとすぐにヘタってグシャグシャなってしまいます。油の中につけてどうなるかというと、キレイにそのままの形で崩れないのです。ドライクリーニングすると生地に傷がつかないので、保険のようなものだそうです。しかし、レザーみたいに水洗いNGのものもあるので一概にいえないみたいですが。

 

私が行っている「ワカナクリーニング」というクリーニング業者はダブル洗いといって、2度洗ってくれます。水洗いで取れるもの、油で取れるものがそれぞれ違うからと伺いました。また、ここの店長さんはもともとサラリーマンだったそうですが、研究熱心で真面目な方で(話がおもしろい方でした)クリーニング屋を継ぐ時に、しみ抜きのことに関して何年も研究を重ね、繊維製品管理士(TES )という資格も福岡市内で最初らへんに持った方でもあります。大きなクリーニング業者からも、シミを取ってくれという依頼が来るそうです。落ちないものを落としてくれる最後の砦敵存在なんですね!

 

他のところから流れてくると、結局お客としての単価が高いですが、最初からワカナクリーニングさんにお願いしておけば、金額もそんなに高くなく平均的な料金で、他のところよりも丁寧に取り扱ってくれます。

 

ダウンジャケットの話しに戻りますが、レザーやドライ表記のものは触らずクリーニング業者に持っていったほうが良いです。水洗い可のものでなんとか自分でしたいという方のために、ちょっとした手入れ音仕方を書いておきます。

 

洗い方

家で時間と材料がある時はこのようにしてほしいです。

  1. ぬるま湯にタオルを浸して軽く絞る。
  2. 中性洗剤を少量(汚れの範囲の広さになりますが数滴でOK)しみ込ませます。
  3. 汚れた部分につけて優しくたたいて汚れを落とします。
  4. 最後にぬるま湯にまたタオルを付けて、ダウンについた洗剤を綺麗に叩き落とします。
  5. 風当たりが良いところで、ダウンをハンガーに吊るしてしっかりと乾燥させてください。

これでOKです。まだ汚れが落ちない場合や衣替えで仕舞う前には、しっかりとクリーニングにだしましょう。

 

水洗いできるものだったらこの洗剤がおすすめですよ。

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ダウンジャケット以外にも大切な洋服や、気を使わないといけないカシミヤ・ウール素材にも使えます。

 

まとめ

いつも染みができたら慌てて水で濡らしたり、自分勝手に洗濯をしていましたが、これからは一呼吸置いて、自分で対処して良いものかどうかを見極めていこうと思います。

 

また、泥はねの場合って、どうやっても落ちない汚れですよね。ワカナクリーニングさんも、泥はねについては、繊維に汚れが入り込んでしまうので、触らず持ってきて欲しいと言われました。ロングダウンジャケットの裾に付いた汚れは自分で触らず、今度ワカナクリーニングさんのところに持っていきたいと思います。







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