やってきました浴衣の季節。
友達や彼氏と花火大会を楽しもうとしている方や、子どもに浴衣を着せて家族でお祭りに行く方など、シチュエーションは様々です。
楽しい時間をいつもと違う、おしゃれな浴衣を着て楽しみたいと思うものです。
しかし、いざタンスから浴衣を出すと、あれ?なんか臭くない?って感じます。
さらに、片付けた時にはついていなかったシミがついていることも!
せっかく浴衣を着ようと思ったのに、コレでは着ることができないとお困りのあなた。
今回は、そんな状況の解決策をご紹介していきます。
クリーニングでカビは落ちるの?
近くで祭りがあるので、はりきって一年ぶりに浴衣を出し、ルンルンのところで見つけてしまったごまを振ったようなシミ……コレをカビだと気づく人はそんなに多くないかもしれませんね。
せっかく楽しみにしている祭りも、カビ付きの浴衣で行くわけにはいきません。
何とかしてこのカビのシミと、鼻にツーンとくるような匂いを取りたい!
そんなとき、多くの方は「漂白剤を使ってみる」という発想になるでしょう……あなたもそのカビを漂白剤につけようとしていませんか?
残念ながら、色物の布に生えてしまったカビは、たとえ塩素系漂白剤でも落ちませんし、酸素系漂白剤でも落ちる可能性は低いです。
むしろ、浴衣の柄が漂白されてしまい、カビだけ残っている自体になりかねません。
つまり、カビが生えてしまった状態の浴衣を家できれいにすることはできないのです。
カビは菌ですので身体にも害を及ぼします。
必ずクリーニング業者に出すか、安くてセットがあるので買い換えるようにしましょう。
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クリーニングに持っていけば、シミだけでなく、臭いもきれいに落としてくれますよ。
クリーニングではココに注意!!
カビを簡単に分けると2種類に分類されます。
- 白カビ
- 黒カビ
それぞれ特徴があり、クリーニングする時にも関係してきます。
白カビ
クリーニングに出すと比較的すぐにきれいになる
- 料金も安めに済む
- 他のシミと間違われやすい
- 発生しやすい
- スーツのジャケットやウールのコートによくみられる
この白カビに関しては、通常のクリーニングで落とすことが出来るので、追加料金が取られないことが多いです。
ただ、発生しやすいのが難点なので気をつけていただきたいですが、浴衣に発生するのは白カビより、黒カビのほうが多いです。
黒カビ
- 普通にクリーニングしても取れない
- 白カビよりは発生しにくいといわれている
- ワイシャツやブラウスなどに発生することが多い
黒カビは黒いごまのようなシミです。
子供用の浴衣に食べこぼしの汚れがきれいに落ちてなかったらよくこのカビになります。
普通のクリーニングをシても落ちませんので、特殊な技法を使います。
「色かけ」といって特殊な汚れに対して強い漂白をする時は衣服自体の色が落ちないような処置を施します。
クリーニング業者によってはコレができないこともありますし、請求額が大きくなることがありますので、必ずクリーニングに出す前にしっかり相談するようにしてください。
カビの出来る原因について
ちゃんとしまっていたはずなのになんでこんなことになってしまったんだろう。
来年同じことを繰り返さないためにも、カビが発生してしまったり匂いがついた原因は突き止めておきたいですね。
カビが発生する原因にはこれらがあげられます。
- 洗濯物がしっかりと乾いていない
- 水分を含んだまま長い時間が経過
- 汚れや汗が洗濯でちゃんと落ちていない
- 洗濯機の洗濯槽に付いたカビの胞子が付着している
思い当たる節がないという時は、しまっていた場所や方法に原因があるかもしれません。
出した時にクリーニングに慌てて出すことにならないよう、半年に一度はタンスから出して陰干しするとカビ予防に効果的です。
まとめ
カビが生えている物を着たくない、もう捨てたいと思うか、それでも大切なものだからなんとかきれいにしたいと思うかは人それぞれですが、私の浴衣は祖母から頂いた大切なものなので、できるだけ捨てたくありません。
カビは環境によっては生えてしまっても仕方ないものですが、クリーニングに出すなら、きれいにシミと匂いを取ってくれ、色落ちがないところに任せたいものです。
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