以前、結婚式の時に感動してしまって、会場の皆が泣いていたんです。
もちろん私もその1人でした。
そして、ハンカチで涙をふこうとした時に、ふと頭にとある疑問がよぎりました。
「シルクは水に弱いのに、ここでファンデーションで汚してしまってもいいのか」
そんなことをとっさに考えてしまう私は、もう完全にクリーニングオタクです。
シルクのハンカチが水や化粧やその他のもので汚れてしまった時、自分では洗濯できませんが、クリーニングに出すといったい幾らくらいするのでしょうか?
シルクを洗濯してはいけない理由
シルク素材のものを洗濯機で回してはいけない、では、手洗いでちょっと洗うくらいならどうでしょう?
実は、これもアウトです。
シルクは水で濡らした時点で、繊細な繊維が緩んでしまうので、ヘナってしまったり変色してしまいます。
理由はその作りにあります、
生地はすべて、縦と横の繊維からできています。
セーターを見ていたらわかりやすいですが、縦と横、交互だったり、縦→縦→横など、その作りは色々ですが、シルクはそれが一方方向なんです。
たとえば
縦→縦→縦→縦→横→縦→縦……
といった具合です。
なので、汚れてしまった時にそれを布で拭いてしまうと、ちょっとの力でも繊維に傷がついてしまいます。
そういう点でかなり繊細で、洗濯も気を使うのです。
また、水をシルクのものに垂らしてしまった場合、ただの水のはずなのにしみになってしまう時ありませんか?
あれはシミになっているのではなく、その部分のみ水で繊維が緩んでしまい、色が変わって見えるのです。
ハンカチは、ちょっとは強度に作られているでしょうが、それだけシルクの繊維が特殊なものということがわかっていただけたでしょうか?
ハンカチのクリーニング料金
ハンカチなんて、クリーニングに出す人いないよね?
とたまに言われますが、ハンカチクリーニングする方は多いですよ。
クリーニングの料金表に、ハンカチのクリーニング料金が載っていないことが多いですが、どこでも受けてくれますよ。
料金は、私の行っているところは1枚150円でクリーニングしてくれます。
コートやニットなどをクリーニング出す時についでに持っていけば、無料でクリーニングしてくれることもありますよ。
ちょっと交渉してみるのも手ですね。
クリーニングに出す頻度は?
ハンカチは毎日持っていくものですが、使わなかったという日もあると思います。
そういう時は洗濯しなくてもいいと思うのですが、きれい好きな方は洗濯したくてしょうがないでしょう。
シルクのハンカチを使うときは、おそらく何かのイベントごとだったり、大切な日に使うことが多いのではないでしょうか?
毎日使うことは少ないと思いますが、続けて使うと、シルクに疲労がたまりますので、日はあけて使うようにしましょう。
そして、汚れた時は他のものと一緒にクリーニングに出すといいと思います。
クリーニングに出すと、キレイに四角にアイロンかけるのが難しいものも、美しく仕上げてもらうことができます。
手入れ方法は?
日々の中で心がけなければならないことは、外出から帰宅した後の手入れの仕方です。
帰宅したらホコリをよく払いましょう(柔らかなブラシで織目に沿ってホコリを払い落してください)。
すぐにたたんでしまわずに、風通しがよく直射日光に当たらない場所で平干しします。
また、シミは放置すると落ちにくくなるので、ひどいときは固くしぼった布でたたき落すなど応急処置をしてください。
その後はできるだけ早くクリーニングに出しましょう。
できたシワをキレイに取り去りたい場合には、当て布などをして生地をおさえつけないよう気をつけながら、優しくアイロンがけをしてください。
まとめ
ハンカチをクリーニングに出すのが恥ずかしいと思っている方もいるようですが、普通のことですし、シルクなので丁寧に取り扱わなければいけません。
家で洗う方法もありますので、あまりこだわらない方は、こちらも試してみるといいと思います。
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