最近テレビによく出るようになった不入流(いらずりゅう)、頑固で諦めていた汚れも一瞬にして落としてしまうという、染み落としの達人達が揃っています。
そんな不入流の祖主である高橋さんが、朝のTV番組「スッキリ」で家で落とせるしみ抜き方法を紹介していました。
その名も祖主スペシャル改め、「なんでもとれ〜る」!この作り方さえわかれば、
- 「数年前の染みでもう取れないと諦めていた」
- 「クリーニングに出しても落ちなかった」
そんな悩みを一気に解決してくれます!
私も実際に作ってみましたが、ほんとに染みがよく落ちてもう着れないと思っていたものが着られることに……この感動を皆さんにも味わっていただきたい!
今回は、落ちないシミが付いた服をまだ大切に持っている皆様にとって、起死回生となる「なんでもとれ〜る」の作り方と、染み別の落とし方もご紹介いたします。
〜もくじ〜
「なんでもとれ〜る」作り方
クリーニングに出しても落ちなかったシミをも落としてしまう「なんでもとれ〜る」……この作り方さえ覚えてしまえば、今までシミが落ちずに諦めて捨てていた、どうしても落ちないシミを落とすことができます。
用意するものも簡単で安く手に入りますよ!
必要なもの
では、祖主スペシャル改め、なんでもとれ〜るの作り方を見ていきましょう。
・固形の石鹸
家にある石鹸や近くの薬局に売ってあるようなものでもOKです。
何を使ったらいいという指定はありませんが、洗濯用石鹸は成分が違うので、普通の石鹸を使うようにしましょう。
・おろし金
ご家族が居る家庭には置いてあることが多いですね。
石鹸を細かくするためのものですので、なくても他に細かくする手立てがあるなら代用してもいいでしょう。
私はみじん切りできないか試しましたが、後で混ぜた時に石鹸が溶けにくかったので、おろし金が一番カンタンでおすすめです。
・重曹
重曹はサニーや西友などのスーパーに売ってありました。安いしすぐに手に入りますよ。
・アンモニア水
【第3類医薬品】日本薬局方 アンモニア水(500mL)【小堺製薬】
アンモニア水はスーパーでなかなかみませんが、ネットで簡単に手に入ります。
小さいお手頃サイズもありますよ!
作り方
では、なんでもとれ〜るの作り方をご紹介していきましょう。
ステップ1:固形石鹸を削る
まずはおろし金で固形石鹸を細かく削り液体が入るコップに入れます。
※荒削りになると溶けにくいので注意しましょう。
ステップ2:重曹を混ぜる
重曹を分量入れましょう。
ステップ3:アンモニア水を入れる
アンモニア水を最後に入れます。
全ての材料を入れたコップをかき混ぜ、石鹸が溶けたら完成です!
分量
石鹸:重曹:アンモニア水=3:2:1
で作ってみてください。
注意事項
たくさん作っておけばいつでも使えるじゃん!と沢山作り置きしようとしているあなた、ちょっと待ってください。
このなんでもとれ〜るにはいくつか注意事項がございます。しっかり守るようにお願いいたします。
- 1〜2日以内に使用
- 必ず換気
- ゴム手袋を使用する
※動物性繊維には使用不可!!
動物性繊維はアルカリ性に弱く、今回作ったなんでもとれ〜るは石鹸を使っていてアルカリ性なので相性はかなり悪いです。
毛皮はもちろん絹もこのなんでもとれ〜るで洗うのは控えたほうがいいでしょう。
ゴム手袋は100円ショップのものでもいいですし、使い捨てがあれば楽ですね。
【訳あり】No.535 ニトリル手袋 ネオライト パウダーフリー ホワイト Mサイズ(100枚入)
手先が使いやすいほうがいいので、薄めの使い捨て手袋がおすすめです。
アンモニアは石鹸の洗浄効果を高め、しかもアンモニア+重曹でしみ抜き効果が高まります。最高の組み合わせですね!
時間のたった黃ジミの落とし方
では、シミ別になんでもとれ〜るを使っての、しみ抜き方法をご紹介いたします。
汗や食べこぼしでついてしまった黃ジミ……洗っても洗ってもしっかりきれいにならずに、諦めていませんか?
時間の経ちすぎたものでもきれいに落とす方法をご紹介いたします。
※動物性繊維にはできません。
ステップ1:下処理
度数の強いアルコールとお酢をご用意ください。
それを1:1で混ぜます。(香りがきつくなりますので、気をつけてください)
筆でシミにその混ぜたものを塗ります。
ステップ2:なんでもとれ〜る活用!
なんでもとれ〜るをシミに塗ります。生地が強いものであれば、歯ブラシで塗るのもOKです。
ポリエステル100%は歯ブラシでちょっとゴシゴシしました!
ステップ3:漂白剤を使う
塩素系漂白剤を混ぜた水に30分付けます。
※その服が塩素系漂白剤を使っていいものかどうか洗濯取扱タグをご確認ください。
換気と手袋をすることを忘れないでくださいね!
終わったら水に濯いで、洗濯機で回したらおしまいです。簡単でしょう?
襟まわりの汚れの落とし方
襟周りの頑固な汚れ、これはただの汗ジミと違って、皮脂やタンパク質が溜まったものなので、かなり落ちにくいです。
その襟の頑固な汚れはこうやって落としてみてください。
ステップ1:大根を汚れのサイズに合わせて切る
大根を様々な大きさにカットします、後でシミにこすりますので、細すぎず、短すぎずがPOINTです。
シミにつける面に碁盤のように切込みを入れていきます。料理をされる奥様なら、「味を染み込ませるこんにゃくのように切込みを入れる」と言ったほうがわかりやすいでしょうか?
ステップ2:大根でなんでもとれ〜るを塗る
大根の切込みを入れた面になんでもとれ〜るを含ませます。
それをこすると、きれいにシミが落ちていくのです。
大根には皮脂やデンプンを分解してくれるジアスターゼという酵素が含まれており、この成分が襟のシミ落としにピッタリなんです。
ステップ3:漂白剤を使う
漂白剤は塩素系漂白剤を使います。
漂白剤が入った水に30分浸してください。
シャツに付いたボールペンや墨汁の落とし方
ボールペンや墨汁のシミや泥汚れはシミの中でも落ちにくいシミとして知られています。
ではこのシミを落としていきましょう!
ステップ1:お酢お酒に浸す
ポリ袋にシャツを入れてお酢とお酒を100ccずつ投入します。
アルコールは粘り気を取る性質があり、シミの成分を服から取れやすくしてくれます。
ポリ袋に入れたまま2時間放置してください。
ステップ2:炊いたご飯を用意!
ご飯粒をシミにすり込ませて剥がしていく作業をします。
大体取れてきたら次のステップし進みましょう!
ステップ3:アンモニアと石鹸でこする
歯ブラシにアンモニアと石鹸を付けてゴシゴシしていきます。
石鹸は、固形のまま歯ブラシを擦ればよく着きますよ。
ステップ4:水で揉み洗い
最後に水でしっかり揉み洗いをしたら完成です!
今まで全然落ちなかったシミが、きれいになっていることでしょう。
是非試してみてください
まとめ
なんでもとれ〜るを使った各シミの落とし方をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
長期保存できないのは残念ですが、簡単に作れるものなので、是非試してみてください!
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